| 第23回 カイゼン
私が定期購読している雑誌の一つに「日経ベンチャー」があります。
その連載記事の一つに「改善」を扱ったものがあります。
先日、その文中で「シビレる」内容があったので、今回はそのことについてつぶやきます。
ヒトの一歩は0.08秒!
0.08秒かかるのだそうです。
改善というと効率を上げる為に行うと思われがちですが、本質はそうではないと私は考えています。
勿論、改善の結果として効率は上がります。
しかし、改善の本質はムリ・ムラ・ムダの排除の為に、考え方や方法・行動を改めること、つまり「あたりまえのことを、あたりまえにおこなう」こと。
これが本質なのではないでしょうか?
たとえば、以下のような問いかけから始まります。
ムリ・・・工程のどこかに、特定の負荷がかかっているか?
ムラ・・・工程のどこかに、手待ち時間が発生していないか?
ムダ・・・工程のどこかに、仕掛品・在庫は発生していないか?
ここまでは、どちらかというと製造業の話です。
そこで、これをサービス業に置き換えて、前述の0.08秒の話を解釈してみましょう。
私たちは日々の業務で、ムダな歩行をたくさんしています。
・必要な用具を忘れて、控室にとりに戻る。
・用具が分散配置されているため、そろえるのに時間がかかる。
・動線の都合上、移動距離(時間)が多い。
などなど。
一歩どころか、1日10歩でも少ないくらいに無駄な歩行をしているハズです。
そうすると・・・
10歩×0.08秒×261日=208秒/年/人=約3.5分/年/人
弊社の従業員は現在330名ですので・・・
3.5分×330名=1155分/年/会社=19.25時間/年/会社
時給1100円として換算すると・・・
19.25時間×1100円=21175円/年/会社
何気ない、恐らく本人は全く意識せず、当たり前のように歩いている一歩が年間で2万円以上のロスを会社にもたらしているわけです。
そして、この2万円は純利益から消えているのです。
このように考えると、改善はなにも製造業の十八番ではなく、全ての産業・職種にあてはまるのです。
改善の総本山であるトヨタも、実はこうした「あたりまえのことを、あたりまえにおこなう」ことでカイゼンを成し遂げていますし、飲食業でも厨房や店舗のレイアウト変更で、メニューを出す時間を短縮して、客席回転数を上げて、収益に貢献している事例もあるのです。
一歩に0.08秒かかる。
私はこの一言にシビれました。
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